はじめに
小 豆島青年会議所は、創立以来「明るい豊かな社会」の実現を掲げ、瀬戸内に根ざした自然や文化、そして先人たちが育んできた産業の魅力を探求しながら、地域の発展に寄与してまいりました。人口減少や少子高齢化、価値観の多様化が進む現代において、地域の未来を形づくるのは紛れもなく人""であり、そこに生きる一人ひとりの成長こそが島の活力を生み出します。だからこそ、私たちは単なる奉仕活動に留まらず、青年経済人としての気づきや挑戦を通じて、小豆島の魅力を深く理解し、自らの言葉で発信し行動できる人材を育む団体でありたいと考えています。私たちが大切にしてきた精神や姿勢は、先輩諸氏が積み重ねてきた歴史と理念のう えに成り立っています。その歩みを敬意とともに受け継ぎながらも、時代が求める役割を見極め、地域に必要とされる学びの機会を創造します。また多様な文化や価値観に触れ、視野を広げ続けることで、島の未来を担う人材が一人でも多く育っていく事。その循環こそが、持続可能な小豆島の発展につながると信じています。2026年度は、仲間と共により強い結束を築きながら、それぞれが成長し、互いに刺激し合うことで、小豆島の魅力を未来へとつなげる力を育んでいきます。
会員拡大
小豆島はこの10年間で年間約200人の人口減少が続いており、地域の担い手不足は避けて通れない課題です。しかし一方で、移住者数に目を向けると、2019 年のコロナ以前は年間約130名だった移住者がコロナ化以降は約2倍近い数字に増加しています。島の自然や子育て環境、働き方の自由度を求めて移住される20〜40代が特に多く。この状況は、小豆島に「新しい価値観や視点を持つ人材が増えている」という大きな可能性を示しています。青年会議所の役割は、地域の未来を描き、 共に行動できる青年を育てることにあります、そのためにはこれまでの拡大の方法に加え、より幅広い層に視野を広げていく必要があります。地場産業を支える同世代への働きかけや島内企業への訪問に加え、リモートワークで居住地に縛られない働き方を選ぶ人、島の魅力を外の視点で発信する人、地域にまだ存在しない価クで居住地に縛られない働き方を選ぶ人、島の魅力を外の視点で発信する人、地域にまだ存在しない価値を創り出そうとする人など、多様な志を持つ若者が活躍できる場を整えていきます。値を創り出そうとする人など、多様な志を持つ若者が活躍できる場を整えていきます。
そして、長年積み上げられてきた青年会議所の使命や行動力と、移住者をはじめとする新しい考え方や感性が融合することで、これまでにない発想や運動を生み出せる組織へ進化していきます。
小豆島青年会議所は、地域に根ざした伝統的な価値観と、多様な背景を持つ新しい力とが混ざり合い、互いを高め合う 組織 として成長してまいります。
シニアクラブとの交流
小豆島青年会議所シニアクラブとの交流を通じ、これまで時代を越えて受け継がれてきた精神や学びを現役メンバーが得ることができています。私たちが活動において決して失ってはならない姿勢を再確認するとともに、新たな気づきや出会いを得られる大切な機会となっています。現在、現役メンバーの中でアカデミー生が3割を超えており、次代を担うメンバーが増えてきています。その中で、青年会議所の歴史に刻まれた先輩諸氏の想いや行動の軌跡を学ぶ機会はますます重要となっています。シニアクラブとの交流は、まさにその"学びの場"として組織の一体感を育み、世代を超えた信頼関係を築く貴重な場です。こうした交流を通して、10年先を担う世代へ何を継承すべきかを共に考え、必要な精神と活動を構築していく機会としていきます。現役と先輩が協力し合うことで組織が一つとなり、より強固な地域社会の貢献へつなげてまいります。
国際交流
小豆島青年会議所は、地域の魅力を国内外へ発信することを目的に、以前から国際青年会議所との関係構築を進めてきました。その流れの中で、台湾に拠点を置く一徳國際青年商會との交流が生まれ、互いの地域文化に理解を深めながら友好を育んできました。台湾と小豆島は、観光・文化・産業の面で親和性が高く、特に自然・食文化・温かい人柄といった共通点があるため、双方にとって交流価値の高い関係です。国際的な視野を養い、小豆島の魅力を海外へ発信する貴重な機会です。互いの地域文化に触れ合いながら信頼関係を築くことで、青年らしい挑戦心や学びを共有し、持続的な友好関係を育んでまいります。
わんぱく相撲小豆島場所
2024年度から坂出青年会議所との合同事業として継続され、2026年度は小豆島が県大会の開催地を担う予定です。本年度は相撲連盟が運営を務め、私たちは大会全体を支える役割を担います。わんぱく相撲は、競技を超えた教育の場であり土俵に立つことで生まれる緊張、勝敗を通して知る悔しさや喜び、仲間を思いやる心、礼節を学ぶ姿勢。こうした体験は、子どもたちの内面を強く育てます。子どもたちの成長こそが、地域の未来を守り、創る力になる。この事業が青年会議所にとって最も重要な運動のひとつであり続けてきた理由です。諸先輩方が大切に守ってきたこの土俵を、次の世代へ確かにつないでいきます。そして、子どもたちが「小豆 島に生まれてよかった」と胸を張れる未来を創るために、私たちは今年も全力で取り組んでまいります。
55周年事業を通じ ての学び
2026年度、小豆島青年会議所は創立55周年という大きな節目を迎えます。小豆島の「歴史」と「未来」を紡ぐ機会として位置づけ。人口減少が進み、地場産業、観光産業が地域経済の中心となる中で、今ある魅力を守り、さらに磨き上げていくためには、私たち自身が小豆島の成り立ちや受け継がれてきた価値を深く理解していく事がこれからの小豆島の未来を守る事に繋がります。周年を通じて、メンバーが小豆島の過去を学び、これからの島の未来を考える契機となる場を創出します。先輩たちが築いてきた軌跡を学び、その精神を次代へと受け継ぐ大切な節目です。この機会は島の魅力を伝える私達の思いをより強固なものとし次の60周年へと続く発信力を育む周年事業として取り組んでまいります。
結びに
小豆島で育つ子どもたちは、やがて進学や就職で島を離れていきます。しかし、どれほど環境が変わっても、「帰りたい」と思える場所があることは人の人生に大きな力を与えます。私たち青年会議所は、この島が“帰って来られる場所”であり続けるために、未来へ希望をつなぐ役割を担っています。修練・奉仕・友情という普遍の理念に基づき、ともに学び、ともに挑み、ともに成長する仲間がいる。この1年の運動は、私たち自身が小豆島への誇りを再確認し、地域社会へ新たな価値を生み出す原動力となります。
55年の歴史を受け継ぎ、次の60年へと続く未来を築くのは、今を生きる私たちです。先輩が示してきた志を胸に、仲間とともに歩み続ける覚悟をここに示し、2026年度の運動を力強く推進してまいります。
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